【最初から読む】お客様にとっての本質的な課題にアプローチしていきたい…第1回目のインタビュー記事はこちらから。

もっと色々な特徴をもった保育園が出てきてほしい

Q:今後の保育園に期待することを教えてください

私個人としては、もっと色んな保育園があっていいと思っています。公立の学校と私立の学校では少し違う部分があると思いますが、小学校や中学校にはそれぞれの学校に色がありますよね?例えば、先生に教育熱心な人が多いとか、給食が美味しいと評判だとか。

今までは待機児童の問題もあり、保育園に入れることができればどこでも良いという人も多かったと思いますが、保育園もそれぞれの特色に合わせて選ばれるべきだと考えています。カラダを動かすことが好きな子どもであれば、運動に力を入れている保育園を選ぶことができれば、より子どもの可能性を引き出すことができるのではないでしょうか。

私が子どもを預ける保育園を選んだ時にも待機児童が多く、希望の保育園に入れられるかわからない状態でした。しかし、幸運なことに地域の協力もあり色んな保育園も見ることができたことによって希望の保育園を見つけることができました。私が選んだのは家から一番近い保育園ではなく、とても魅力的な園長先生がいる保育園でした。園長先生と実際に会ってお話ができたことで、この保育園に預けたいと思えたのです。自分が希望した保育園に子どもを預けられたことは非常にラッキーだったなと感じています。

これから保育園に子どもを預けようと考えている人には、自分の預けたい保育園を選べるようになって欲しいですね。

Q:選ばれる保育園になるために必要なこととは?

働きながら子育てをする保護者にとって、保育園は非常に大きな存在です。だからこそ、保護者から選ばれる保育園になるためには多くの課題があります。

選ばれる保育園の一つの条件として、保育士さんたちが子どものことをよく見てくれるということが挙げられると思います。弊社が提供しているサービスは保育士業務を効率化し、より多くの時間を子どもと向き合う時間に当ててもらうためにあると考えています。単純に業務を効率化するのではなく、保育士さんにしかできない仕事に集中してもらう環境を整えるためのシステムを提供しているのです。

子どもにきちんと向き合ってくれて、親が気づかないようなところで「こんなことができるようになりましたよ」とか「こんないいところがありますよ」と保育士さんから言ってもらえることが親としては非常にありがたいんですよね。業務時間の効率化の先には、先生にしかできない子どもとの向き合う時間の確保があると考えています。

保育業界を取り巻く環境がこれからより改善していけるように、自分自身の経験を生かしながら今後も頑張っていきたいと思います。

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福永 奈緒 ふくなが なお

東京大学大学院修了。公共セクターを中心にコンサルティングに従事。保育現場の課題に対するコンサルティングを通じて顧客満足の向上を担う。

ライター:小町 ヒロキ

早稲田大学政治経済学部を卒業後、大手損害保険会社で5年間営業職として勤務。退社後、金融機関での勤務経験を生かし、Webライターとして独立。
現在は、複数のメディアにて取材ライターとして活動中。

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