子どもにも受け入れられるSIDS対策とは

保育士の仕事は朝から晩までノンストップだ。活動中は全力で子どもたちと遊び、午睡中にはクラス全員の連絡帳を書き、日案を仕上げ、制作物もつくって、休む暇がない。

ところが子どもたちは一斉に寝てはくれないし、途中で起きる子どももいる。起きそうな子どもの隣へ駆け寄り、トントンしながら、周りの子どもたちの様子にも目を配る。うつ伏せで寝ている子どもがいれば、体勢を変えなくてはならない。

 

保育士はついお散歩中の事故を気にして、子どもたちの前後に職員がついたり、落ち着いている子どもとのペアをつくり二人一組で歩かせたり工夫するが、保育園での死亡事故は実は午睡中のものも多い。お昼寝の最中こそ安全確認が必要なのだ。

睡眠中の子どもたちの原因不明の死亡事案については、以前から消費庁が注意喚起しているし、厚生労働省は毎年11月を対策強化月間として各種施策を講じている。

 

○消費者庁の注意喚起

https://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_001/mail/20191031/

○厚生労働省の11月キャンペーン

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000181942_00003.html

 

こういった対策強化の流れの中で、保育施設では、0 歳児は 5 分に一度、1, 2 歳は10 分に一度の目視と身体に触れての確認が必要とされている。ただ、2 時間ほどの間ずっと行うのはなかなか大変だ。

照明を落とした部屋で黙々と連絡帳を書いていると、保育士もつい休憩モードになるのは当たり前。夕方からの保育に向けて、保育士も休憩をとってほしいものだが、業務量がそれを許さない。

 

そこで弊社では午睡中には CCS SENSOR という小さなモニタリング装置をオムツに取り付けることにより、うつぶせ寝をいちはやく検知して、アラート音と画面で警告するというソリューションを提案している。

元保育士からすると、「そんなものをつけたら子供が起きるのでは」と言いたいだろうと思う。そこで、このセンサーを使っていただいている保育士の皆さんにインタビューを実施している。

 

1ヶ月 CCS SENSOR を使用した保育園に CCS SENSOR の使用感について話をきくと、まず印象的だったのは「子どもが意外と嫌がらない」という点だ。「最初は取ってしまうが慣れれば大丈夫そう」というポジティブな意見が多く、実際に使ってみないと分からないものだと感じた。

その他には「午睡中はやはり緊張感があるが、CCS SENSOR も見てくれているという安心感がある」という意見も多かった。身体の向きや呼吸をチェックしながらそれを手書きで午睡表に書き込んでいたことを考えると、 それが自動的に入力されることで、他の作業がかなりの効率的になるだろう。

 

一方、インタビューでは「SENSORで検知した入眠時間などの情報を自動的に連絡帳システムに反映してほしい」「午前睡で使うとセンサーの充電がもたない」等、機能改善のリクエストもたくさんもらった。これらを解決しながら、現場の助けになるようさらに機能改善を図っていきたい。