うつ伏せで眠ると、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高い

検索エンジンで「赤ちゃん うつぶせ 危険」って検索すると、怖い話がたくさん出てきます。夏だからホラー、という訳ではありません。(映画とかで、わざわざお金を払って怖い思いをしたいという人が一定数いらっしゃるのはなぜ?(涙目))
赤ちゃんがうつ伏せの向きで眠ると、他の向きで眠る場合に比べて、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが高くなるという調査結果が出ています。※

※厚生労働省 乳幼児突然死症候群(SIDS)について

子どもの寝相って面白いよね

私は子どもが3人いるのですが、それぞれ三者三様なスタイルで寝ていて面白いです。
ほんと子どもって「寝てたら」天使。(意味深)

中でも、2歳の末娘の入眠スタイルが一番面白いです。彼女はうつぶせになって、顔だけ横にして、まーるいお尻をぷりっと突き出し、お気に入りのパンダのぬいぐるみをなでくり回しながら、タオルケットを豪快に蹴っ飛ばして眠るスタイルです。
すごく可愛いのですが…これだけ言わせて。「そのタオルケット意味ある?」

赤ちゃんがうつ伏せをしたくなくなるような仕組みとは

入眠時、末娘の顔は横向きになっているのですが、身体がうつ伏せになっているので、親としては気になっていたんですよね。それで最近、保育園用のICTシステムを作っている会社の方とお話していて、「家庭用じゃないけど、保育園用だったら、赤ちゃんがうつ伏せをしたくなくなるような仕組みがあるよ」と言われたので、問い詰めてみました。(壁ドンで)

CCSセンサー

その仕組みとは…「CCSセンサー」!
(ここはドラえもんの例のあの音楽が欲しいところなので、ぜひ脳内で再生してください)
サイズはおよそ5センチ×5センチ、赤ちゃんがギリギリ口に入れられない大きさで、おむつの前面に挟むようにして使います。これをおむつに挟むとどうなるかと言うと、

  • 赤ちゃんがうつ伏せ状態になると、保育園の先生が使うタブレット画面にアラートが表示される
  • 赤ちゃんの呼吸数、頭の向き、睡眠時間などの午睡チェック項目が自動で記録される
  • 赤ちゃんのお腹の表面温度を計測して、発熱予測ができる(体調不良が予測できる)って感じです。

このセンサーの発熱予測機能がかなり優秀なのですが、それはまた別の記事で書きますね。
興味のある方はぜひこちらもご覧ください

確かにこれはうつ伏せしづらい

私がこのセンサーの何がすごいと思ったかって言うと、確かにこれは赤ちゃんにとってうつ伏せしづらいってとこです。

センサーにはクリップみたいに挟む部分が付いていて、そこをおむつの前面(子どものお腹側)に挟んで使います。これを付けると、赤ちゃんがうつ伏せになった時、「おなかに何か挟まってる感」がすごくするんですね。痛くもないし、横向き・仰向けだと全く気にならないけど、うつ伏せになった時だけ、ただただ「何か挟まってる感」がすごくある。(痛くはない)。

結果、これを導入した保育園では、うつ伏せで眠る赤ちゃんが少なくなったそうです。(すごくうつ伏せにこだわる赤ちゃんも中にはいるので、保育園の先生の目視チェックは欠かせませんが)

センサーを付けた赤ちゃん本人にインタビュー

赤ちゃん本人にインタビューできるものならしたいですね。

私「このセンサーの付け心地はいかがですか?」
赤ちゃん「うつ伏せの時に挟まるんで気になりますね。めっちゃうつ伏せしづらいです」
私「それが目的です」
赤ちゃん「ふざけんな」

便利な仕組みをうまく使って安全に過ごそう

赤ちゃんがお昼寝をしている間、保育園の先生は呼吸チェックや連絡帳記入などで忙しいので、赤ちゃんがそもそもうつ伏せしたくなくなるような便利な仕組みも取り入れながら、安全に過ごしたいものですね✨

ライター:垣内 麻梨子

金融会社の営業 兼 WEB制作会社の下請けライター。
7歳の娘と5歳の息子、2歳の娘を育てる3児の母でもあります。
愛猫をモフモフしている時と、期間限定のフラペチーノを飲んでいる時が至福のひととき。
将来の夢は、心ときめくモノだけに囲まれて暮らすミニマリストです。

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