保育園の連絡帳の役割とは?

連絡帳は保護者との信頼関係を築く大切なコミュニケーションツールです。
子どもの一日の情報を共有し、子どもをよく理解するために、保護者と保育者がそれぞれ、家庭と保育園で子どもがどう過ごしたか、どんな成長があったか、どんな興味関心をもって過ごしたか、体調の変化(健康状態)などを記録します。子どもの様子を毎日書くため、子どもの成長記録にもなり、保護者の中には宝物!と言う方もいるほどです。

保育園にとっては、保育園の送迎者・送迎時間の変更、補食の有無や投薬、プールの入水可否などをしっかり記録してもらい、口頭での伝え漏れやミスのないようにする役割もあります。また、保護者の育児の悩みにこたえるなど、保護者を支援する役割も担っています。

連絡帳は大切。しかし保護者にも保育者にも実は負担が大きい…

連絡帳は保育園と保護者にとって大切なコミュニケーションツールである一方、子どもの細かな様子をきちんと書こうと思うと、時間もかかりとても大変です。保護者と保育者それぞれの負担になっているポイントとしては、具体的に次のようなことが挙げられます。

連絡帳を書く保護者の負担

働く保護者は、子どもを迎えに行って家に帰ってくると、食事の支度をして、子どもにご飯を食べさせて、後片付けをして、お風呂に入れて、寝かしつけをしながら自分も寝てしまう…ということがよくあります。慌ただしい毎日を過ごしているため、連絡帳を書く時間を作るのが大変です。

連絡帳を書く保育者の負担

保育者にとっても、子どもをよく観察して、変化をとらえ、保護者が知りたいと思っている内容を考えて書くというのは、保育経験が少ないと難しいです。伝え方ひとつでトラブルになってしまうこともありますし、多くの保護者の気持ちに寄り添い、どのように伝えるのがよいかを考えることに苦労する場面もあるでしょう。連絡帳以外の書類作成もある中、複数の子どもの連絡帳を書いていると時間がかかりすぎて、昼休みがあっという間に終わってしまうという方も多いのではないでしょうか。

業務の負担を軽減する「連絡帳アプリ」

これらの負担を軽減できるのが、保育ICTの「連絡帳アプリ」です。
これまで、保育園で使用する連絡帳といえば、ノートタイプか複写式の紙に手書きが主流でした。しかし、「連絡帳アプリ」には前述した連絡帳を書く負担を軽減するとともに多くのメリットがあります。

紙の連絡帳と連絡帳アプリの違いとは?

連絡帳アプリとは、具体的にはどのようなものなのでしょう。株式会社CHaiLDで開発・販売している連絡帳アプリ「CCS HOME」では、子どもの喫食状況、睡眠時間、排便、体温、子どもの様子などを記録し、保護者とコミュニケーションをとるという基本的な機能は、従来の紙の連絡帳と変わりません。
紙の連絡帳と違う特徴は大きく2つです。
1つ目は、保育者と保護者それぞれが所有するデバイスにアプリをダウンロードして、欠席や送迎の連絡、子どもの様子や連絡事項を、いつでもどこでも簡単に送信できます。
2つ目は、園児の情報がアプリ内に集約されているところです。
だれもが自分のタイミングで情報を確認できるので、伝達ミスや伝え漏れを減らすことができます。

連絡帳アプリのメリット・デメリット

連絡帳アプリのメリットとデメリットについて、もう少し詳しく触れたいと思います。

メリット

保護者にとって、連絡帳を書く時間を確保する負担は大きいですが、連絡帳アプリではノートを広げる必要もなく、通勤の間でも記入することもできます。
また、保育園では、複数の園児の喫食状況や検温などを一度紙に書いて記録してから一人ひとりの園児の連絡帳に書き写している先生もいますが、連絡帳アプリならタブレットから複数の園児の情報をまとめて入力し、一人ひとりにデータを紐づけることもできるため、手書きの負担を減らせます。
さらに、保育園にとって連絡帳アプリがその特長を発揮するのは朝の時間帯です。連絡帳アプリから欠席連絡を受け付けることができるので、人手の少ない朝の電話対応を減らし、園児を迎えることに集中することができます。
また、例えば行事の連絡をする場合でも、複数の園児向けに同じ文章を何度も書く必要はなく、文字の予測機能で簡単に入力することができるため、手書きの業務を削減することができます。

デメリット

連絡帳は、園児の成長記録として手元に残る形でずっとおいておきたいという保護者もいます。連絡帳アプリによっては、卒園後も見ることができるものもありますが、従来の紙の連絡帳のほうが、手元に残しておきやすいです。
また、中には、保育者がスマホを使ってアプリ操作をしている姿に「保育中にスマホをいじるなんて!」と、誤った見方をされる場合があるかもしれません。

連絡帳アプリを使っている保育園で感想を聞いてみた

連絡帳アプリは現場の保育者の学びに繋がる

実際に連絡帳アプリの使用感について、CCS HOMEを使用しているあい・あい保育園三番町園を取材し、話を伺いました。
山下施設長は、連絡帳アプリを活用することについて、「現場の『保育者の学び』にも繋がっていると感じる」と言います。
山下施設長「連絡帳アプリは、すべての園児と保育者のやり取りが集約されるため、園児の保護者への寄り添いの言葉や、伝え方の履歴を「だれもが」「自分のタイミングで」見ることができます。もちろん、私が対応したほうが良い事案の保護者とのやり取り履歴も見ることができるので、担任の先生ともすぐに情報共有できます。さらに、向上心のある先生は保護者対応の上手な先生の連絡帳の内容を見て、保護者の悩みへの寄り添い方やアドバイスを吸収し、自然とスキルを身につけています。」

データ連動でクラス日誌作成もラクに

さらに、この連絡帳アプリCCS HOMEには、園児ごとに連絡帳を作っていけば、「園児の活動の記録」「喫食状況」「排便」などのデータが連動し、毎日作る必要のある「クラス日誌」の作成をサポートする機能もあります。この機能については
山下施設長「クラス日誌は、毎日の保育の狙いや、その日の保育の反省、園児ごとの一日の様子、喫食状況、午睡時間、排便などを記録しますので、連絡帳に書く内容と関係する部分がとても多いです。午睡中に連絡帳とクラス日誌を作らなければいけないところ、これらが一つに集約されたことによって、業務の負担も減ったと感じますね。もちろん、連絡帳には保護者さんへのお願いや園児に関して気付いたことなどを記載することもありますから、あとから多少編集する必要もあるかもしれませんが、それでも毎日のことなので、作業効率はとても向上します。この機能は、保育にあたる現場の保育士さんからも大変好評で「二度書きすることがなくなった!」と満足しています。」

連絡帳アプリで「自ら学べる」環境を作り、一歩一歩、園運営を改善したい

実際にICTを導入し、事務作業が効率化するといっても「1回、1時間の事務作業がいきなり30分に短縮できる」ということではありません。働きやすい環境を作っていくためには数分でも業務の短縮を積み重ねる努力を続けることが大事です。日々の保育に向き合い、子どもたちや保護者さんにもっと寄り添いたいと考えている先生はたくさんいると思います。そんな先生たちに、連絡帳アプリの活用によって「自ら学べる」環境を作ることで、園運営は一歩ずつ、しかし着実に改善されていくと思います。

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