【最初から読む】現場に足を運ぶことで、より良いプロダクトの開発を目指す…第1回目のインタビュー記事はこちらから。
直営の保育園を持っていることは大きなアドバンテージ
Q:CCS(チャイルドケアシステム)の強みはどんな部分だと思いますか?
一番の強みは、直営の保育園を持っているということだと考えています。
しかし、直営の保育園を保有していること自体が、良いサービスを生むことにつながるわけではありません。いかに現場の声を拾い上げ、抽出していくことができるのかという部分が非常に重要となってきます。弊社としても、この部分はもっと努力していきたいですね。
Q:CCSには、その他にどのような強みがありますか?
そのほかの部分ですと、オールインワンであることがさらなるCCSの強みになってくると考えています。
たしかに、保育業務の効率化を図るシステムは数多く存在します。しかし、全てのサービスを網羅的にカバーできているシステムは多くありません。弊社のCCSは非常に高いレベルでオールインワンサービスが実現できると考えています。
多くの人たちから選ばれる保育園になるために
Q:これからの保育業界を取り巻く環境はどのように変化すると考えていますか?
待機児童の問題が解消されつつあり、これからは保育園が選ばれる時代になってきます。
お子さんを持つ多くの保護者の方々に選んでもらえるように、保育業務に最新のテクノロジーを取り入れていきたいですね。アプリケーションを開発するだけでなく、その一歩先のことができるのではないかと感じています。
弊社では「個別最適化された保育」の提供を目指しています。言い換えると、一人ひとりの子どもの発達状況に合わせた保育を行うということです。
それを実現していくためにも、CCSを通じたデータの活用が非常に重要な要素となってきます。株式会社CHaiLDは会社としてもデータに対する意識が高く、子どもの理解へ科学的なアプローチを数多く行っていますのでソフトウェアに反映できる可能性を感じています。
株式会社CHaiLDが提供するサービスを活用することで、多くの人たちから選ばれるような保育園を目指していきたいです。
【続きを読む】第4回 保育現場に新しいテクノロジーを取り入れることの難しさとは
柴田 直人 しばた なおと
東京大学工学部卒。専門は深層学習と機械学習。社会福祉現場の真の課題の解決策を提供するために、Child Care Systemを設計・開発。