ロボットと音声

 9 月 3 日のブログ「子どもとロボットの関わり」でもご紹介したとおり、弊社グループが運営している「あい・あい保育園」の玄関には、VEVO というクマ型ロボットが子どもたちをお出迎えしている。VEVO はみんなの声に反応し、「おはよう」と言い、「ばいばい」と返すが、まだまだ機能は足りておらず鋭意改善強化中である。

そこで今回は、ネオマデザイン株式会社の河野 CEO の講演を参考に、保育園におけるロボットの ”声” について考えてみたい。

 最近は、ロボットの接客するホテルやロボットのサーブするレストランなど、ロボットは私たちの日常の中にどんどん入り込んでいて、私たちがロボットと話す機会も増えている。家の中でもスマートスピーカーに話しかければテレビをつけてくれるし、電気を消してくれたり、お風呂も沸かしてくれて、生活の一助となっている。

しかし一方で、家の中の子どもたちの声に反応して誤作動をしてしまったり、騒音の中では認識されづらい経験をすると、普段の人との会話がいかにスムーズであるか気づかされる。

河野氏によると、人がフラストレーションを感じずに自然に会話をするためには、「会話の自然さに影響する要素」と「会話の面白さや楽しさに影響する要素」の大きく2つが必要だと言う。
前者には「正しい音声認識」や「表現(エクスプレッション)」があり、後者には「キャラクター」設定や「対話のシナリオや会話の仕方」が入り、その両方をバランスよく実現することが重要である。

 それでは、保育園においてロボットはどのような立場から子どもたちに話しかければよいのだろうか?子どもたちはロボットに何を期待しているのだろうか?どのように話しかけてくれたら会話が弾むのだろうか?それを考えないと求められるロボットはできない。

それは、シチュエーションによっても異なるかもしれないし、年齢によっても変わるかもしれない。私たちはこれからも子どもたちとロボットの関わりをよく観察しながら、VEVO の適切なキャラ設定、そして音声を追求していきたいと思う。