保育園 管理システムの開発にも携わるんですか?! 園長先生!!

私は4月に入社した新卒社員なのですが、今年1月の年明けとともに、子ども理解研究室から新しくできた製品開発課という部署に異動となりました。
初めての開発現場に配属されて2ヶ月経ったのですが、実際の開発現場は私の想像とは異なるものでした。特に印象的だったのが、現場の保育士と一緒に開発を進めていることです。
今回は、初めての開発現場で経験した実際の開発の様子を記載します。
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製品開発課について
製品開発課は「CCSシリーズ」の開発を行っています。
株式会社Queueの代表取締役 柴田直人氏が1月より弊社のCTOとなり、新しく製品開発課という部署も発足しました。
既存製品の管理はもちろん、新しい製品の開発も行っています。
過去の記事(CCSPROの大幅なリプレイスに関するお知らせ)でも紹介しましたが、CCSは大幅なリプレイスを予定しており、現在はリプレイス作業を中心に行っています。
開発のための保育園インタビュー
開発の最初のステップとして、UI(ユーザーインターフェイス)1・画面の設計が行われます。
UI設計2では、ユーザー3の使いやすさ等に焦点を当てて、実際の画面を設計していきます。
製品開発課では、あい・あい保育園の保育士や保護者の方々にご協力していただき、インタビューを実施しています。
直営園を持っているからこそ、ユーザーの使いやすさや要望を開発に取り入れる仕組みがあります。
私が最初に経験した開発業務も直営園でのインタビューです。
上長のインタビューに同行した際に、印象的だったのが、抽象的な質問や普段の保育の流れ、導線についてしか質問せず、具体的なシステムに関する質問はほとんどしなかったことです。
例えば、「普段どんなスマホを使っていますか?使っている機種は何ですか?」という一見システムには関係ない質問ですが、この質問によって、保育士が普段使っているスマホのサイズ感を把握し、ボタンなどの配置を検討するようです。
これを具体的に「ボタンの位置はどこが良いですか?」と聞いてしまうと、相手が答えづらかったり、意図とは違う回答に繋がってしまうようです。
開発に携わる保育士
弊社の変わった取り組みとして、直営園の保育士も開発に参加しており、恒常的にユーザーの声を開発に反映することができます。
毎週実施されている開発会議には数人の保育士も参加しており、互いに意見を出し合いながら開発を進めています。
保育業務で忙しい中、毎週熱心に参加してくれる園長先生に開発に携わる理由や開発に関する率直な意見を伺いました。
園長先生も最初は開発に携わることへの不安があったようです。しかし、弊社だからこそできる新しい取り組みであり、【挑戦する】という気持ちで参加したようです。
参加するからには、現場の意見をとことん出して、自分たちが本当に使いやすいシステムにしたいと思い、忙しい中でも熱心に参加しているようです。
まとめ
今回は、実際の開発現場の様子とその中で活躍する保育士の取り組みについて紹介いたしました。
開発に携わる保育士は、自分たちが実際に使うシステムだからこそ、良くしたいという思いが強く、私たちエンジニアもそれに応えるために日々、開発に専念しております。
現在CCS PROは大幅なシステムリプレースに向けて準備をすすめております。
CCS PROにご興味が湧いたお客様はぜひお気軽にご連絡くださいませ。
1. UI(ユーザーインターフェース):使用者と製品・サービスの接触面を指し、「使用者の目に触れる部分使用する部分」
2. UI設計:使用者の使いやすさなどを考慮して、画面の遷移やデザインを設計すること
3. ユーザー:製品・サービスの利用者