保育現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)

 

 

 保育の現場では相変わらず保育士不足が課題である。潜在保育士がいるにも関わらず保育現場に戻らない、保育士資格を取得した卒業生が実習後に一般企業に就職する、という現実がある。

保育士は生涯働くことのできる魅力的な職であり、子育て経験など自身のライフワークも生かすことができて、生涯学び続けられる職業であるのに、そんなに魅力的な職業である保育士が不足してしまうということは、問題の原因は根深いところにあるのかもしれない。

 

 以前に比べると、保育士の働き方改革や業務の効率化は推進されつつあり、就業時間内に子どもと接しない時間「ノンコンタクトタイム」を確保しようという現場も増えた。その時間で休憩をとったり、保護者との連絡帳を書いたり、保育計画を練ったり、壁面制作をしたり、といった改善も聞かれる。

 

 しかし、私としては、そうではない!と言いたい。

生涯学び続けられる職業であるためには、その時間にこそ自身の保育を見直したり、子どものしぐさや行動について振り返り、保育士同士が保育観を語り合い意見交換して、また研修にあてることが重要だと思う。そして、それが保育の質の向上につながり、その職場の魅力にもつながる。

日常的な対話ができる職場は、保育士も安心して働くことができて、結果、質の高い保育を提供することができるので、子どもも精神的に安定し、保護者との信頼関係も育む、という好循環を生むだろう。

 

 それでは保育士は、いったい、いつ保護者との連絡帳を書けばよいのだろうか?

 やはり、ようやく確保されたノンコンタクトタイムに書類の書くのか。それではいつまでも研修などの時間は確保されないではないか。

保育業務の ICT 化はこの問題こそ解決できるのではないだろうか。書類を極力 ICT 化することで、コンタクトタイムにさっと入力できるシステムにできれば、わざわざノンコンタクトタイムに書類を書く必要がなくなる。

 

 たとえば、弊社の CCS NOTE という携帯で簡単に入力できる保護者との連絡ツールを使えば、コンタクトタイムにさっと気づいたことをメモできる。

CCS NOTE を販売していてもっとも驚かされることは、「保育園で携帯を使っていると保護者に遊んでいると思われるので、できないんです・・」という嘆きだ。しかもこの意見は非常に多い。

 

 厚生労働省で、「保育の現場・職業の魅力向上検討会」というものが開催されており、9月30日にその報告書が上がっているのだが、それを見ると、やはり保育の仕事が多忙である最大の要因として、保育士が作成しなければならない書類の多さが取り上げられている。 それを解決するためにも、まずは保育士が何にどれだけ時間を使っているかを明らかにして、見える化を図る必要があり、保育の周辺業務や補助業務で効率化できるところは、積極的に ICT 化をして、業務省力化を図る必要があるとされている。

 

 ICT 化を推進することで、今までマンパワーに頼っていた事故防止においても、人間による過誤を防ぎ、施設内に蓄積されるデータを活用して事故の未然防止につなげることができ、またリアルタイムで共有することもできる。

さらに、業務の見える化をすることで、保育士資格を有していない人でも可能な周辺業務を洗い出すことができ、求人が行いやすくなり、保育士の負担もへり、ノンコンタクトタイムの確保につながることが期待できると報告されている。

 

 そんなまだまだ DX(デジタルトランスフォーメーション)しきれない保育業界だが、今こそ改革を起こし、少しでも働きやすい環境にしていきたいと切に思っている。

「保育現場に革命を!」という方はぜひこちらからお問い合わせください。