保育士への負担、数字でチェックしていますか?

ケアバランス表示

CCS PROにおけるワークスケジューリング機能についてよくご案内するところですが、今回はその応用について触れていきます。当グループが運営する保育園「あい・あい保育園」では、保育士の適正配置をチェックするとともに、施設間の保育士の充足状況が適正かどうかをチェックするために、「ケアバランス」という指標をチェックしています。CCS PRO上では、「CB(Care Balance)」として表示されています。こちらは、global child careを運営する代表の貞松が施設運営において重要視すべき指標の内の一つとしており、一園あたりの社員に対する保育業務負担がどの程度起きているのかを表しています。週次、月次や任意の期間で集計し、常に運営マネジャー間で確認しており、各あい・あい保育園の施設長もシフト作成における大事な基準としています。

ケアバランス」とは

園児全員の総滞在時間÷保育従事者の総勤務時間により計算される指標です。言い換えますと、「保育士一人あたり、何名の園児を担当(保育)しているのか」ということが分かる様になります。以前の記事でも述べました様に、保育において、保育所保育指針で定められている子どもの年齢に対する「配置基準」というものがあります。保育士1名で担当することができる基準は0歳児では3名までとされ、5歳児では、30名までと定義されています。子どもたちに安全な保育を提供するために設けられた基準とも言えます。しかしながら、保育業界においては保育士不足が顕著ですので、中々思うように行かず、基準を守った配置を行うことは容易なことではありません。

 

しかしながら、保育園では、いくら人が足りない中だとしても

「安全な環境を維持しつつ、質の高い保育を提供していかなくてはいけない」

ということが前提として課せられており、板挟み状態です。

その他にも子どもの発達や職員の人事・労務に関する相談、保護者との関わり、行政との折衝、施設の収益、施設・設備の維持、地域との連携、小学校との連携、、、、と考え出すとキリがありません。本当に頭が下がる思いです。長くなりますのでこれらの話はまた別の機会に…

安全な環境を維持するために

さて、話を戻しますと、この、「安全な環境」を維持し、把握する上でもケアバランスは重要な指標となってきます。あい・あい保育園では、定員60名で0~5歳の保育園の場合、おおよそ、ケアバランスが3~5の範囲内に収まる様に調整しています。ケアバランスが5に近い、または超えてしまうということは保育士一人あたり5名以上の園児を担当しており、業務負荷が高い状態になってしまいます。反対に3に近い、または低くなってしまうと、保育士一人あたりが担当する園児が少なくなり、保育士への負担は下がりますが、人員過多になり、人件費が増大してしまいますし、何より、保育士と園児のマンツーマンに近い状態になり、子ども同士の関わりが薄くなってしまい、保育として成り立たなくなってしまいます。

「あまり忙し過ぎず、最大限に売上と経費のバランスを考えなくてはいけない」

と、普段からお考えの方ほどこそ、ケアバランスは大事な指標になってくるかと思います。

保育園を経営する方や園長先生であれば「ちょっと忙しいくらいがちょうどいい」と実はお思いではないでしょうか。

貴園独自の基準を見つけ、適正値を維持し続けられる様にコントロールして頂ければと思います。添付の画像の様に、CCS PROより一ヶ月のケアバランスを出力してみてください。

継続的に出力し、チェックしていくと色々と気づくことがあるかと思います。

ケアバランス月次出力

※ケアバランスの実績について月次など任意の期間でエクセル表へ出力させることができます。

 

ご質問等ございましたら、お気軽にお問い合わせくださいませ。