共同作業は、事前のルール化が大事!! ~動画分析の苦労話(1)~

 

昨今のYoutubeの流行からみても、情報コミュニーション、情報流通において、動画による発信は欠かせないものとなっています。

保育の質の向上を進めるための園内研修やカンファレンスにおいても、動画を活用することが盛んに行われています。弊社の動画サービスCCS  MEMORUにも、動画をQRコードコードで埋め込んだ形の「ドキュメンテーション」を作成する機能を搭載しています。

このような動画隆盛ということもあり、目下、保育実践の様子をビデオに撮影し、その中で保育士や子どもたちがどのような姿を見せてくれているのかを、様々な統計的解析するために、データを抽出する作業をしています。

このようなビデオ分析では、動画の撮影が大変だと思われるかもしれませんが、実はデータの抽出作業も、本当に大変なのです。30分のビデオからデータを抽出するには、その倍ではすまない時間がかかりますし、細かく抽出しようとすれば、膨大な時間がかかることになります。

そのため、ある程度の時間量の動画の分析のためには、複数人でデータの抽出作業を分担することになります。複数人で正確なデータを抽出するためには、同じ動画のシーンをどう解釈するか、どういうデータを抽出するのかについて、共通理解、共通ルールが必要になります。

今回は、ELAN※というドイツのマックスプランク研究所が開発した、動画に注釈、アノテーションを付けるソフトを利用して分析作業を行いました。このソフトでは、上記の共通ルール化のことをコーディングと言っています。このコーディングの善し悪しも、データ抽出、そして、その後のデータ解析に大きな影響を及ぼしますので、慎重に進める必要もあります。

 

※EAN (Version 5.9) [Computer software]. (2020). Nijmegen: Max Planck

https://archive.mpi.nl/tla/elan

 

少し字数も多くなってきましたので、さらなる苦労話は、次回のお楽しみとさせていただきます。

<次回に続く>